スーパーで購入したプラスチックパックをそのまま野菜室に入れておく行為は、劣化を促進する重大なNG例です。ミニトマト野菜室パックのまま保管すると、トマト自体の呼吸によってパック内部の湿度が飽和状態になり、結露が発生します。この湿気とヘタに付着した菌が結びつくことで、パックの底にある実からドロドロに溶け出してしまう現象が起きます。
このトラブルを防ぎ、プロの料理人や青果バイヤーの間で常識となっているのが、ミニトマト洗って保存キッチンペーパーを活用したドライ管理法、そして密閉容器を使った「水漬け法」です。
ミニトマト水につけて保存する方法は、一見すると実がふやけてしまいそうに思えますが、理にかなった科学的アプローチです。清潔な密閉保存容器にヘタを取って洗ったミニトマトを入れ、実が完全に沈むまで水道水を注いで蓋をし、冷蔵室で保管します。水道水に含まれる微量の塩素が雑菌の繁殖を抑え、果皮からの水分蒸散を物理的に100%遮断します。2〜3日に一度水を入れ替えるだけで、3週間が経過しても買った初日と変わらない「弾けるような噛み心地」を維持できるのです。