SNSやQ&Aサイトで定期的に拡散される「新宿駅南口のみどりの窓口がなくなった」という噂。この言説が生まれた背景には、JR東日本が推進してきた駅オペレーションの構造改革があります。同社はかつて業務効率化とチケットレス化の推進を掲げ、2026年頃までに管内の窓口数を約7割削減する方針を発表していました。その過程で多くの駅で窓口が次々と廃止され、利用者や地方自治体から強い反発が巻き起こった経緯があります。
報道各社の取材や公式発表によると、激しい混雑と利用者の不満の高まりを受けて削減計画の見直しや一時凍結が表明されましたが、巨大ターミナルである新宿駅構内でも統廃合の影響は確実に現れています。かつて利用されていた新宿駅東口みどりの窓口が営業終了となり、さらに西口周辺の大規模再開発に伴って窓口機能の再編が進んだ結果、「新宿駅全体の窓口が消えた」という誤認が一人歩きしてしまったのが噂の真相です。
現在、新宿駅南口改札のすぐ脇に位置するみどりの窓口は、早朝から深夜まで稼働を続けています。営業時間は朝5:30から夜23:00までとなっており、JR東日本管内でもトップクラスの長時間営業体制を維持しています。始発近くの新幹線や特急列車の予約から、夜遅い時間帯の急な払い戻し・変更手続きまで幅広く対応しており、新宿駅における対面サービスの「最後の砦」として機能しています。