この豊かな水脈で醍醐味を味わうなら、アユ友釣り・渓流フィッシングの特性に応じた攻略法を把握しておくことが欠かせない。早春のアマゴ狙いであれば、水深のある瀬の開きや岩陰のヨレを狙い、繊細なハリスでナチュラルにエサやミノーを流し込む技術が求められる。一方、盛夏のアユ友釣りでは、勢いのある瀬での野鮎との激しいド突き合いが釣りの醍醐味となる。
長年この川に通い詰める渓流釣り師・太公望が明かす穴場スポットは、本流と小さな支流が合流する落差のある落ち込みや、樹木が大きく川面を覆うシェード(影)エリアだ。一見すると竿を振るのが難しそうなピンスポットほど、スレていない大物がひそむ。水量の変化や照り込みの強さに応じて、オモリの打ち方や泳がせ方の角度を細かく調整する工夫こそが、周りと差をつける決定打となる。