飛行機の「大きさ」を測る指標には、全長、全幅、全高、総容積、最大離陸重量など複数の基準が存在します。ここで興味深いのが、ボーイング777-300ERとの全長比較です。
実は機体の「長さ(全長)」だけで比較した場合、長距離国際線の主力であるボーイング777-300ERは全長73.9mであり、エアバスA380の72.7mを約1.2m上回ります。しかし、全幅ではA380(79.8m)が777-300ER(64.8m)を15mも引き離し、客室が2フロア分あることによるキャビン面積や最大重量(A380の約560トンに対し、777-300ERは約351トン)ではA380が圧倒的な差をつけて首位に立ちます。
一方、日本の国内線で最大の飛行機に目を向けると、かつて国内幹線を席巻したボーイング777-300(国内線仕様機・最大約514席)が退役を進めた後、現在はエアバスA350-900(JAL仕様・約369〜391席)やボーイング787-10(ANA国内線仕様・429席)などが国内線輸送の最大クラスとして羽田発着幹線を中心に活躍しています。地方路線も含めた運航効率を考慮し、国内線機材は500席級の巨大機から、燃費に優れた400席前後の最新鋭機へとシフトしています。