活動自粛期間を経て、満を持して制作されたドラマが『任侠ヘルパー』だった。極道でありながら介護現場で働くという難役を見事に演じきり、ブランクを感じさせない圧倒的な演技力で視聴者を唸らせた。復帰作における彼の迫真の芝居は、スキャンダルによるマイナスイメージを完全に払拭する出来栄えとなった。
怪演とも評されたその圧倒的な存在感は、挫折を経験したからこそ手に入れた深みと哀愁を帯びていた。作品は大ヒットを記録し、映画化や数々のドラマ賞を受賞。スキャンダルの渦中にあった人物が、自らの本業である演技によって見事に復権を果たした稀有な例として、今もドラマ史に刻まれている。