千葉北総病院の存在を象徴するのが、屋上ヘリポートを起点に運行される「千葉県ドクターヘリ」と「救命救急センター」です。2001年10月に全国に先駆けて本格運航を開始した同院のドクターヘリ事業は、国内におけるフライトドクター・フライトナース育成の総本山として知られています。
フジテレビ系列の大ヒット医療ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』では、同院の救命救急センターやヘリポート、エントランスなどがメインロケ地として使用されました。劇中で描かれたリアルな緊迫感は、同院の救命スタッフが日頃から行っている重症外傷診療の現場そのものを忠実に再現したものです。
同院の救急外来(ER)は、年間数千件に及ぶ救急車搬送と、年間約1,000件前後のドクターヘリ出動に対応しています。専門の救命救急医が初期診療を担当し、各診療科の専門医とシームレスに連携する体制が整っているため、重篤な状態の患者に対する救命率は全国トップクラスを維持しています。
ただし、救急外来を受診する際には「初期トリアージ」が厳格に行われます。来院順ではなく「病態の緊急度」によって診察順序が決定されるため、軽症と判定された場合は救命救急の処置が落ち着くまで待合室で待機を求められる点に留意が必要です。