沖縄での家づくりを成功させる最大の鍵は、湿気と防塩害対策にある。年間を通じて高い湿度と潮風に晒される環境下では、建物の劣化スピードが本土の数倍に達することも珍しくない。
これからの時代に求められる理想の住まいづくりでは、深い庇(ひさし)によって直射日光を遮る伝統的な「雨端(アマハジ)」の思想を取り入れつつ、最新の機械換気システムで屋内の湿度を徹底管理する設計が効果的だ。また、屋外に設置するエアコン室外機や金属部材には耐塩害仕様を標準採用し、長期的なメンテナンスコストを低減させる視点が不可欠と言える。