最古の人類はサヘラントロプス?700万年前の真実に衝撃

最古の人類はサヘラントロプス?700万年前の真実に衝撃

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生物学的に「サル」と「ヒト」を分ける境界線は何でしょうか。かつては「道具の使用」や「大きな脳」が基準とされていましたが、チンパンジーが道具を使う事実が知られ、脳の拡大は直立歩行より数百万人も後であったことが判明したため、現代の古人類学では「直立二足歩行を行っていたかどうか」が唯一最大の判定基準とされています。

頭骨において直立二足歩行を証明する証拠が、頭蓋骨の底面にある脊髄の通り道「大後頭孔(フォーラメン・マグナム)」の位置です。四足歩行の類人猿は大後頭孔が頭部後方に開口していますが、二足歩行で頭部を胴体の真上に載せる人類では、頭骨の中央直下に移動します。トゥーマイの大後頭孔は極めて前寄りに位置しており、これが人類祖先とされる強力な根拠です。

さらに直立歩行の進化プロセスを劇的に解明したのが、東京大学の諏訪元教授らの国際チームが主導したアルディピテクス・ラミダス(アルディ)の全身骨格研究でした。2009年に発表されたアルディの骨格は、人類史における「常識」を根底から打ち砕きました。

驚くべきことに、アルディの足には手の親指のように横に突き出た「母指対向性」が残っており、木を掴むことができました。その一方で、骨盤の上部は短く広がり、地上では二足歩行が可能な構造を備えていたのです。この発見により、「初期人類はサバンナの草原に出てから直立歩行を始めた」という長年の仮説は覆され、「森林の中で木登りと二足歩行を併用しながら進化した」という新事実が証明されました。

前田 葵
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前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。