日本開催という大舞台を前に、最大の関心事となったのが「八村塁の招集可否」でした。2026年6月27日、日本バスケットボール協会(JBA)を通じて正式に八村塁のバスケW杯辞退が発表された際、日本中から落胆の声が上がったのは事実です。しかし、その決断の裏にはプロアスリートとしてのシビアな現実が存在していました。
最大の理由は、八村塁のNBAレイカーズとの契約問題です。2026-23シーズン途中にワシントン・ウィザーズから名門ロサンゼルス・レイカーズへトレード移籍した八村は、プレーオフで圧巻のパフォーマンスを披露。シーズン終了後に「制限付きフリーエージェント(RFA)」となり、自身のバスケットボール人生を左右する大型契約の交渉を控えていました。
結果として八村は、W杯辞退発表直後の2026年7月にレイカーズと3年総額5,100万ドル(約73億円)の再契約を締結。レブロン・ジェームズらトップスターと肩を並べ、シーズン開幕へ向けたオフの肉体改造およびチームへのアジャストに専念することを選択しました。一部で囁かれた「代表軽視」や「HCとの確執」といった噂は短絡的な見方に過ぎず、世界最高峰のリーグで確固たるポジションを築くための合理的な判断だったと評価されています。