ウルフドッグの購入を検討する際、最初に突き当たるのが価格帯と入手ルートの不透明さだ。現在、日本国内における一般的な販売価格相場は、およそ50万円から150万円以上と非常に幅広い。この価格差を生む最大要因は、体内に含まれるオオカミの血の割合(コンテンツ率)と、血統証明の信頼度、そしてブリーダーが費やす初期社会化トレーニングや設備投資の規模にある。
安易な売買トラブルを避け、真に健全な個体を手に入れるためには、ブリーダーの選定がすべての鍵を握る。第一にチェックすべきは、親犬の遺伝子検査体制と飼育環境の開示姿勢だ。信頼に足るブリーダーは、決して「初心者でも簡単に飼える」といった甘い宣伝文句で販売を煽らない。むしろ、飼育環境の防犯性や飼い主の体力、家族全員の同意などを厳しく審査する姿勢を見せる。国際的な血統登録機関である国際畜犬連盟(FCI)や、日本のジャパンケネルクラブ(JKC)に登録されている固定犬種であるチェコスロバキアン・ウルフドッグやサーロス・ウルフホンドを扱うブリーダーであれば、血統の明確性や性格の安定性が相対的に保証されやすい。