逮捕直後、SNS上を覆い尽くしたのは、事件のあまりの残虐性に対する激しい怒りと糾弾の声でした。深夜の公園に呼び出し、集団で激しい暴行を加えて死に至らしめ、所持品やキャッシュカードを奪って現金を不正に引き出すという手口の冷酷さは、全国民に戦慄を与えました。
しかしその一方で、送検時の護送車内の映像や、過去の卒業アルバム、流出したプライベート写真がネット上に拡散されると、X(旧Twitter)やTikTokを中心として歪んだルッキズム(外見至上主義)的言説が噴出する事態となりました。
「すっぴんとメイク後で印象が違う」「一見すると普通の可愛い女子大生に見えるのに怖い」といった外見への執着、さらには容姿を理由に過度に同情を寄せるような不健全な投稿が一部でバズを生むなど、ネット空間特有の「コンテンツ消費」が行われました。これに対して、被害者遺族の底知れぬ無念さや事件の本質から目を背けさせる軽薄な風潮であるとして、知恵袋や5ちゃんねる、大手ニュースコメント欄では強い批判が相次いでいます。凄惨な暴行事件の主犯格・共犯者という現実を、無責任なデジタル野次馬が娯楽化してしまった現実がそこにあります。