事件発生直後からSNSや匿名掲示板を中心に「八木原亜麻 知的」という検索ワードが急浮上した最大の理由は、犯行前後の行動があまりにも論理的思考や自己防衛本能を欠いていた点にあります。
報道各社の取材や公判資料によると、八木原亜麻被告は当時交際していた男子大学生の長谷知哉さん(当時20歳)を江別市内の公園に呼び出し、友人である川村葉音被告や当時16〜18歳の少年4人と合流。集団で激しい暴行を加えた末、衣服をすべて剥ぎ取って深夜の氷点下に迫る屋外へ放置しました。さらにその直後、奪い取った被害者のキャッシュカードを使い、江別市や札幌市内のコンビニATMで防犯カメラに顔を晒しながら現金を引き出すという信じがたい行動に及んでいます。
警察の防犯網から到底逃れられないことが容易に想像できるにもかかわらず、平然とATMを操作し、奪った金で知人らと買い物を楽しもうとしていた記録が明かされると、ネット上では「正常な判断能力を持ち合わせている人間の行動とは思えない」「物事の因果関係が理解できない境界知能(ボーダー)ではないか」といった憶測が爆発的に広がりました。
さらに、逮捕後の取り調べにおいて八木原亜麻被告が語ったとされる「別れ話のもつれから友人に相談したら、こうなってしまった」「まさか死ぬとは思わなかった」という、事態の重大性を客観視できていないかのような供述内容も、世間に強い違和感を与えました。自らの感情の赴くままに行動し、その結果起きる破滅的な結末を予測する能力が著しく欠如しているように見えたことが、「発達障害や知的障害の疑い」というラベリングへと結びついていったのです。