丹生明里のアイドル人生における大きな転換点となったのが、2026年8月から12月にかけての約4か月間に及ぶ活動休止でした。公式発表資料によると、原因は長年付き合ってきた腰痛の悪化です。激しいダンスフォーメーションや長時間の全国ツアーが続く中、ドクターストップに近い形で一時戦列を離れることを余儀なくされました。
復帰後のインタビューや自身のブログで、彼女は「大好きなステージで全力のパフォーマンスができないもどかしさ」や「周囲のメンバーに迷惑をかけてしまっているのではないかという葛藤」を率直に吐露しています。身体の悲鳴とプロとしての矜持の間で揺れ動いた末に出した答えが、日向坂46からの卒業でした。
2026年末に開催された卒業セレモニーでは、同期や後輩、そして会場を埋め尽くしたファンを前に、涙を浮かべながらも清々しい笑顔で感謝の言葉を述べました。決して後ろ向きな挫折ではなく、「自分の身体を慈しみながら、次の夢へ全力で進むための前向きな選択」であったことが、彼女の晴れやかな表情から明確に伝わってきました。