そもそも「かむながらのみち(神ながらの道)」とは、神道において古代から受け継がれてきた根本的な姿勢を指す。人が作為的な計算や欲望を捨て、神々の意や自然の摂理に素直に従って生きる様を示す概念だ。何か特別な新興の思想というわけではなく、日本人が古来持っていた自然観そのものを表している。
しかし、インターネットの検索空間では、この言葉がさまざまな文脈で一人歩きすることもある。特定の団体名やグループと結びつけて語られたり、尾ヒレがついた噂として拡散されたりする現象は珍しくない。記者が複数の関係者に取材したところ、多くの芸能人が傾倒しているのは組織的な活動ではなく、個人的なメンタルケアや日本の伝統美に対する純粋な敬意であることが大半であった。