箕輪厚介はなぜ嫌われる?炎上を燃料に変える編集者の虚像と実像

箕輪厚介はなぜ嫌われる?炎上を燃料に変える編集者の虚像と実像

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彼の特異性を理解するには、株式会社幻冬舎の創業者である見城徹の存在を無視することはできない。「編集とは狂気である」と言わんばかりの見城の圧倒的熱量と情念。箕輪はそのDNAを濃厚に受け継ぎながら、それをデジタル時代のスピード感へとアップデートさせた。

さらに決定打となったのが、堀江貴文との出会いだ。徹底的な合理主義とスピード感を重んじる堀江の思想を吸収した箕輪は、旧態依然とした出版のプロセスを次々と破壊していった。見城徹の「情念」と堀江貴文の「ロジック」。相反する二つの巨星から影響を受けたハイブリッドな立ち回りが、彼の突破力を生み出した。

だが、既存の業界人から見れば、それは「編集者の私物化」であり、伝統的な出版文化への冒涜に映る。幻冬舎という看板を最大限に利用しながら、組織の枠に収まらないフリーランス的な動きを見せる彼に対し、内部からも外部からも嫉妬と反発が渦巻くのは必然だった。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。