この地にレジャー施設が誕生したのは1960年のこと。地域の交通インフラを支えてきた名古屋鉄道株式会社(名鉄)の手によって、豊かな自然環境を活かした一大観光拠点として整備されたのが日本モンキーパークの始まりである。以来、中部地方のテーマパーク・遊園地文化を牽引する存在として、半世紀以上の長きにわたり愛されてきた。
高度経済成長期からバブル期、そして多様化が進む現代に至るまで、国内のレジャー産業は激しい荒波に揉まれてきた。大型テーマパークが台頭するなかで、日本モンキーパークが選んだのは「子ども目線」に徹底的に寄り添う独自の道だった。過激な絶叫マシンに頼るのではなく、未就学児から小学生が安心して身体を動かし、五感で楽しめるアトラクションへと舵を切った判断が、地域密着型パークとしての強固なブランドを築き上げた。