長年、国際送金・海外送金(Remittance Industry)の標準規格として機能してきたのは、SWIFT(国際銀行間通信協会)を介したコルレス銀行ネットワークだった。しかし、従来の銀行間送金には「送金のブラックボックス問題」が常に付きまとっていた。資金が複数の仲介銀行を経由するたびに中継手数料が差し引かれ、現在どの国のどの銀行で処理が滞っているのか、送金人すら把握できない事態が頻発していたからだ。
これに対し、Riaが採用するモデルは「事前資金プールとダイレクト決済」を組み合わせた次世代型ネットワークだ。送金人が日本で資金を預け入れた瞬間、現地の提携ネットワークに対して即座に支払指図が飛び、現地の流動性プールから資金が払い出される仕組みを整えている。これにより、従来のSWIFT送金で数日を要していた処理が、最短数分から数時間へと短縮される。
資金が物理的に世界を旅するのではなく、データシグナルとして瞬時に同期されるため、利用者は追跡画面上で「今どのゲートウェイを通過したか」を明瞭に確認できる。銀行振込のような不透明な仲介構造を排したことこそが、高い追跡精度とスピードを実現した技術的ブレイクスルーである。