「家具の見た目だけで設置場所を決めてしまうと、思わぬ粗相の原因になります」と警鐘を鳴らすのは、住環境と動物行動学に精通したペット共生住宅コーディネーターだ。トイレ収納棚を配置する際は、人間側の動線だけでなく、猫が安心して排泄に集中できる環境設計が欠かせない。
テレビの真横や洗濯機の近く、あるいはドアの開閉によって頻繁に人の気配が変わる場所は避けるのが鉄則だ。部屋の隅など、背後が壁で守られており、なおかつ逃げ道が確保されている静かなエリアを選ぶことが望ましい。多頭飼育環境であれば、1匹が入り口を塞いでしまっても他の猫がアクセスできるよう、出入口が2箇所あるタイプを選ぶか、設置場所を分散させる配慮が求められる。