SNSや医療相談プラットフォーム(知恵袋など)では、「小指をぶつけて紫色になったが、動くから放置していた」「湿布だけ貼って2週間過ごしたら指が変な方向に曲がったまま固まった」という体験談が数多く投稿されています。
整形外科医の臨床現場でも、受傷から数週間経過した後に「痛みが引かない」と来院し、X線検査で完全な骨折と骨癒合不全が判明するケースは後を絶ちません。足の小指は小さいため、多少骨折していても「何とか歩けてしまう」点が油断を生む最大のトラップです。
歩行時の衝撃は体重の約1.2倍におよび、その荷重が骨折部に繰り返し加わることで骨片がズレていきます。初期に3〜4週間の適切なテーピング固定や免荷(荷重を避ける処置)を行っていれば綺麗に治ったはずのものが、結果として手術や長期のリハビリを余儀なくされる実態があります。