紫キャベツの持つ面白い化学反応をご存じだろうか。アントシアニンはpH(酸性・アルカリ性)の変化に非常に敏感だ。紫キャベツを煮出したスープは最初は深い青紫色をしているが、ここにレモン汁や酢を数滴垂らすと、一瞬にして鮮やかなローズピンクへと色を変える。
このエンタメ要素あふれる体験は、食育の現場でも大好評だ。コンソメベースの温かいスープを作り、食卓でレモンを絞って色の変化を楽しむ。味の変化とともに目でも楽しめる仕掛けは、野菜嫌いな子供たちの興味を惹きつける格好のアイデアだ。加熱することでカサが減り、たくさんの野菜を無理なく摂取できるメリットもある。