玉置のメンタルヘルスの問題が最も深刻化したのは、1990年代後半から2000年代前半にかけてのことだった。ソロ活動、楽曲提供、俳優業など多角的な活動で多忙を極める中、彼の心身は知らず知らずのうちに悲鳴を上げていた。
1996年には精神科の病院への入院を余儀なくされた。後に本人が自伝やインタビューで明かしたところによると、一時は「自分が誰だか分からなくなる」「感情のコントロールがまったく利かない」といった極限状態に陥っていたという。こうした激しい感情の波や幻聴・妄想に似た症状の描写が、ファンの間で統合失調症のイメージと重なった可能性が高い。だが、主治医から診断されたのは気分障害の一種であり、適切な薬物療法と休養を通じて彼は少しずつ自分を取り戻していった。