テレビCMや店舗の目立つ場所からは姿を消したドナルドですが、キャラクター自体が抹消されたわけではありません。現在の彼は、企業の宣伝キャラクターから「慈善事業のシンボル」へと完全にシフトしています。
その代表例が、難病と闘う子どもとその家族が病院の近くで低価格で滞在できる宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス(RMHC)」の支援活動です。ドナルドはこの施設の公式アンバサダーとして位置づけられており、病気と闘う子どもたちを励ますためのチャリティ活動や、地域貢献イベントなど限定的な場面で活躍を続けています。
また、近年のマクドナルド店舗は「マックカフェ(McCafé)」に代表されるように、木目調やシックな色合いを取り入れたモダンで落ち着いた空間デザインへとリニューアルが進んでいます。ファミリー層だけでなくビジネスパーソンやシニア層まで取り込む空間戦略において、原色バリバリのピエロ人形を店頭に置くスタイルは役割を終えたと言えます。