この革新的な使い勝手を実現したのが、スタンプ業界で独自技術を磨き続けてきた株式会社タイヨートマーだ。同社が開発した速乾性多目的スタンプ台は、特殊揮発性溶剤と超微粒子顔料を独自の黄金比で配合したインクシステムを採用している。
空気に触れると瞬時に皮膜を形成して素材表面に分子レベルで喰いつく一方、盤面上では特殊パッド構造が溶剤の無駄な蒸発を最小限に食い止める。インクの粘度制御が極めて精緻であるため、極細のフォントや複雑なレース模様のスタンプであっても、余分なインク溜まりを作らずエッジの立ったシャープなラインを描き出す。
これまで特殊インクといえば工業用ラインでの使用が主であったが、タイヨートマーはそれを一般家庭やアトリエで安全かつ手軽に扱えるコンパクトな卓上サイズへと落とし込んだ。この技術的ブレイクスルーが、スタンプの活用領域を一気に拡張したのである。