足立ナンバー管轄に住む人の中には、「どうしても品川ナンバーや他のナンバーを付けたい」と考え、裏技を探そうとする人が後を絶ちません。しかし、ここには法的な落とし穴と重大なリスクが存在します。
道路運送車両法および自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法)において、自動車の登録は原則として「使用の本拠の位置(個人の場合は住民票上の住所や生活の本拠)」を基準に行うことが厳格に定められています。実態のない知人宅やダミーの賃貸駐車場を使って品川ナンバーなどを取得する行為は、いわゆる「車庫飛ばし」に該当し、公正証書原本不実記載罪や車庫法違反として処罰の対象になります。最悪の場合、逮捕や多額の罰金刑が科される立派な犯罪行為です。
また、江東区や葛飾区でご当地ナンバーが新設された際によく見られた誤解が、「今からでも新車購入時に足立ナンバーを選べるのか」という疑問です。結論から言うと、ご当地ナンバー導入地域に本拠を置く車両は、新車登録や名義変更時に従来の親ナンバー(足立)を任意で選択することはできません。自動的にその自治体のご当地ナンバー(江東または葛飾)が割り振られます。ただし、導入前から足立ナンバーを付けている既存の車両については、買い替えや管轄外への転居がない限り、そのまま足立ナンバーを維持し続けることが認められています。
「ナンバーの地名が気に入らないから変えたい」という感情的な理由から法に触れる抜け道を探すのは極めて危険であり、絶対に避けるべき愚行です。