「できる限り出費を0に近づけたい」と、ホルツやソフト99などの市販缶スプレーを用いた車の天井塗装DIYを検討する方も後を絶ちません。道具を一式揃えた場合の費用は約8,000円〜15,000円に収まるため、一見すると非常に魅力的に映ります。
しかし、プロの塗装職人が口を揃えて「ボディの中で最もDIY難易度が高い」と警告するのがルーフ塗装です。ルーフ塗装の失敗事例と注意点を把握しておかないと、取り返しのつかない事態に陥ります。
ルーフは水平に広大な面積を持つため、缶スプレーの噴射圧では端から端まで均一に塗布することが極めて困難です。塗膜が厚すぎる部分は液だれし、薄い部分はザラザラとした「ゆず肌」になります。さらに屋外作業では、乾く前の塗膜に砂埃や虫が付着して致命的な仕上がりになるケースが後を絶ちません。
最悪の場合、劣化した缶スプレー塗膜をプロに剥離・再塗装してもらうための「下地やり直し追加料金」として2万〜3万円余計に請求される事態になり、最初からプロに頼むより高くつくリスクがあります。