静岡の清流を語る上で欠かせないのが、水質の圧倒的な美しさだ。国指定の天然記念物である「柿田川湧水群」は、環境省の水質調査でも常連のトップクラスを誇り、川底の砂がくっきりと見えるほどの水蒸気のような青さに誰もが息をのむ。足をつけるだけで身体の芯から冷やされる感覚は、まさに自然のエアコンそのものだ。
また、静岡市内を流れる「安倍川」は、かつて徳川家康が愛した名水としても知られ、上流部に足を進めれば都会の喧騒を一切感じさせない神秘的な渓谷美が広がる。浜松市天竜区を流れる「気田川」は「狂い咲くほどの清流」と称され、鮎釣りファンだけでなく水辺で過ごす家族連れにとっても聖地のような存在だ。巨岩と緑のコントラストを眺めながら過ごす時間は、日常のストレスを瞬時に吹き飛ばしてくれる。