滋賀大学の真の強みとして語り継がれるのが、大正時代から続く同窓会組織「陵水会(りょうすいかい)」の圧倒的な結束力だ。経済界において「高商閥」と呼ばれる名門ネットワークは健在で、関西財界はもちろん東京の本社機能にも無数の卒業生が要職を占める。
就職活動が本格化すると、全国各地の陵水会支部が主催するキャリア支援やOB・OG訪問の機会が圧倒的な規模で提供される。面接対策から業界研究の生情報、果てはキャリアの長期的な相談に至るまで、後輩を手厚く引き上げる組織風土が完全に定着している。地方国立でありながら全国区の就職実績を叩き出し続ける最大のエンジンは、この百年かけて構築された強固な人的インフラにある。