夏目漱石の死後、どのように解剖から保存まで至ったのでしょうか。
死亡後の夏目漱石について深く迫っていきます。
亡くなった翌日に解剖・摘出
夏目漱石は、1916年12月9日(当時49歳)に自宅で腹部体内出血を起こし亡くなりました。
実は、以前から胃潰瘍を患っており、胃潰瘍で倒れた際には糖尿病にも罹患していて元々病気がちだったそうです。
夏目漱石の死亡した翌日の1916年12月10日に東京大学医学部解剖室において解剖されており、脳と胃が摘出されています。
解剖は夏目漱石の主治医であった東京大学医学部教授の長与又郎医師がしました。
解剖後は自宅に送られ、今でも東京都豊島区南池袋の雑司ヶ丘霊園のお墓で眠っています。
東京大学医学部に保存
解剖後に摘出された脳は、夏目漱石の出身大学でもある東京大学医学部へ寄贈されました。
現在もホルマリン漬けにされた状態で、東京大学医学部に保存されています。
1度くらい見に来たいとと思うところですが、残念ながら一般の方は見ることができないそうです。
胃も保存された
解剖時に脳だけでなく胃も摘出されました。
胃も脳と同じく、東京大学医学部に寄贈されています。
他の有名人も多数保存されている
東京大学医学部には他の有名人の脳も多数保存されています。
これは当時の病理学教授の長与又郎が「傑出人の脳コレクション」として保存したと言われています。
主な有名人の脳保存一覧は下記の通りです。
- 横山大観(日本画家)
- 平賀 譲(海軍造船中将・東京帝大工学部教授。戦艦「大和」の設計者)
- 中谷宇吉郎(物理学者・随筆家。人工雪の作製に世界で初めて成功)
- 斎藤茂吉(アララギ派の歌人・精神科医)
- 浜口雄幸(第27代内閣総理大臣。昭和5年、東京駅構内にて狙撃さる。翌年死亡)
- 内村鑑三(キリスト教思想家)
- 桂 太郎(元長州藩士・陸軍大将・第11代内閣総理大臣)