『高校教師』『未成年』『聖者の行進』などで知られる脚本家・野島伸司氏が、21世紀の幕開けに手掛けた本作は、従来の過激なダーク描写を抑えつつも、心理描写のリアリティと透明感を極限まで高めた作品でした。
作品を決定づけたのが、世界的人気ポップグループ・ABBA(アバ)の楽曲起用です。オープニングの疾走感あふれる「SOS」、そしてエンディングを飾る哀愁漂う名曲「Chiquitita(チキチータ)」は、ドラマの切ない世界観と奇跡的な融合を見せました。
ポップなメロディの裏にある孤独や祈りの響きが、傷つきながらも生きる若者たちの心情を代弁し、視聴者の胸に強く刻み込まれました。