スマートフォンのカメラレンズが下部に位置するように本体を上下逆に持ち、レジ台の上に置いたり片手で無造作に構えたりして撮影を行う手法が、いわゆる「逆さ撮り」と呼ばれています。レンズが手元や机の陰に隠れやすいため、被写体となるスタッフは「スマホを置いているだけ」「決済画面を操作しているだけ」と誤認し、撮影されている事実に気づきにくい点が特徴です。
この店員の逆さ撮りのやり方が共有される温床となっているのが、TikTokやInstagramリールといった縦型ショート動画のプラットフォームです。「可愛いレジ店員と会話してみた」「神対応すぎる店員さん」といった煽り文句とともに投稿され、アルゴリズムに乗って数百万回再生を記録するケースが後を絶ちません。手軽に撮影できる手口とバズの成功体験が可視化されたことで、模倣犯が連鎖的に増える構造が作られています。