南丹市園部町における捜索が難航する大きな要因の一つに、丹波地方独特の地形と気候条件が挙げられます。秋から春にかけて発生する濃い「丹波霧」は視界を著しく奪い、上空からのヘリやドローンによるサーモグラフィ捜索の効果を低下させます。
さらに、山林内には倒木や下草が密集したエリアが多く、地上からの徒歩捜索でも数メートル先が見通せない箇所が存在します。桂川水系に属する園部川や無数に張り巡らされた農業用水路も、水深の変化や護岸の形状から足跡の追跡を困難にしています。こうした自然の障壁が、捜索隊の前に立ちはだかっているのが現場の実情です。