氷上を離れたアリサ・リュウは、難関校として知られるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ進学。心理学などを学びながら、一般の大学生と同じように友人とキャンパスを行き交い、旅行やスノーボードを楽しむ日々を過ごしました。
リンクから完全に離れたこの空白の2年間こそが、彼女にとって大きな転機となりました。義務感や勝敗のプレッシャーから解放された環境で過ごすうち、心の中に再び「滑りたい」という純粋な情熱が芽生え始めたのです。
友人たちとスキー場へ出かけた際、雪山を滑る爽快感からスケートのエッジが氷を捉える独特の感覚を思い出し、「自分は誰かに言われて滑るのではなく、本当にスケートという身体表現が好きなのだ」と実感したと後に明かしています。「大人の期待に応えるため」ではなく「自分自身の喜びのため」に滑るという新たな動機を得た彼女は、2026年3月に現役復帰を正式表明しました。