木暮武彦の人生を語る上で欠かせないのが、元妻であるNOKKOとの数奇な関係性です。バンドを脱退して袂を分かった後も、2人の個人的な信頼関係と情熱は途切れることがありませんでした。互いに別々のバンドで日本の頂点を極めた後の1990年、木暮武彦とNOKKOは電撃結婚を発表し、音楽界を驚かせました。
しかし、トップアーティスト同士の結婚生活は多忙とすれ違いの連続であり、わずか約3年後の1993年に離婚を迎えることとなります。破局を迎えたものの、お互いの才能を認め合うリスペクトは生涯変わらず、後年のインタビューでも互いに感謝の念を口にしています。
その後、木暮は1996年にアニメ『マクロス7』の劇中歌などで知られる実力派シンガーのチエ・カジウラと再婚しました。翌1997年には長女が誕生しますが、2000年に離婚。この時誕生した愛娘こそが、現在日本を代表する実力派トップ女優として第一線で活躍している杉咲花です。木暮武彦の持つ妥協なき表現者のDNAは、形を変えて次の世代のスクリーンへと確かに受け継がれています。