ネット上のQ&AサイトやSNS上では、満中陰のお返しをめぐる生々しいトラブル事例が後を絶ちません。ギフトカウンター担当者の証言や実際の利用者の手記から、典型的な失敗例を検証します。
大阪府在住の40代男性は、父の満中陰法要後、インターネット通販で大手チェーンの商品券を手配し、親族へ郵送しました。しかし数日後、伯父から厳しい口調で電話が入ったといいます。「『お前は親の法要のお返しを小遣い銭のつもりで済ませるのか』と叱責され、血の気が引きました。合理的だと思った自分の浅はかさを深く後悔しました」と、男性は手記で当時の痛恨の失敗を告白しています。
一方で、近年の受取手側から圧倒的な支持を集めているのがカタログギフトです。大手冠婚葬祭ポータルが実施した受取人調査(有効回答数1,250名)では、「満中陰志でもらって最も助かった品」としてカタログギフト 満中陰志が全体の62.4%を占めて首位を獲得しました。
しかし、カタログギフトにも特有の死角があります。知恵袋などで散見される苦情として、「80代以上の高齢の親戚にWEB申し込み限定のカード型カタログを贈ってしまい、注文の仕方が分からず放置されていた」という事例です。高齢層へ贈る場合は、必ず大判で見やすい紙の冊子タイプを選び、申し込み用ハガキが同封されていることを確認する細やかな気配りが不可欠です。