小銭を取り出す手間を惜しむ人にとって、アプリ決済機能「Coke ON Pay」はすでに手放せないツールだろう。だが、その真価は利便性ではなく「ポイントの二重取り構造」にある。
Coke ON PayにPayPayや楽天ペイといった主要なキャッシュレス決済やモバイル決済サービスを紐付ける。これだけで、自動販売機側のスタンプ付与を受けつつ、決済事業者側の還元ポイントを同時に獲得できる。現金購入では完全にゼロだった還元が、タップ一つで両取りへと転換するのだ。
期間限定で実施される決済事業者側のタイアップ還元祭も見逃せない。「PayPay決済で最大10%戻ってくる」といった大型施策とCoke ON独自のスタンプ付与が重なれば、実質的な割引率は一般的な量販店のセール価格すら下回る。都市部のビジネスパーソンが自販機にスマホをかざす理由は、単なる時短ではなく、極めて冷徹なコスト計算の結果だ。