2人の馴れ初めは、結婚から遡ること約6年前の2009年に放送されたフジテレビ系ドラマ『アタシんちの男子』での初共演でした。当時、すでに子役出身の実力派として確固たる地位を築いていた山本耕史(当時32歳)は、ヒロインを務めていた堀北真希(当時20歳)の芯の強さとミステリアスな魅力に強く惹かれたと、のちのテレビ番組インタビューで振り返っています。しかし、連絡先を尋ねた山本に堀北が渡したのは所属事務所の代表番号という、徹底した警戒ぶりでした。
続く2010年のスペシャルドラマ『わが家の歴史』で夫婦役として再共演した際も、打ち上げの席でアプローチを試みる山本に対し、堀北は一切プライベートの隙を見せませんでした。状況が大きく動いたのは、2015年5月に上演された舞台『嵐が丘』での共演です。激しく愛し合う恋人役を演じるにあたり、山本は演出や役作りの意図を伝える名目で約40通に及ぶ直筆の手紙を堀北の楽屋へ届け続けました。
千秋楽を迎えても連絡先を教えてもらえなかった山本は、堀北が仕事で京都へ向かう新幹線の便を直感で予測。同じ列車に乗り込み、指輪を差し出して「交際ではなく結婚しましょう」と告白したという逸話は、当時ワイドショーを大きく賑わせました。12歳の年齢差(山本耕史:1976年生まれ、堀北真希:1988年生まれ)がありながら、交際期間を経ずに婚姻届を提出した「交際0日婚」は、衝動的な賭けではなく、6年間の観察と誠意の積み重ねが生んだ必然の決断でした。