そもそも綾部祐二さんが日本での絶頂期に地位を捨てて海を渡った理由は、「ハリウッドスターになる」「レッドカーペットを歩く」という壮大な夢でした。当時、世間からは無謀な挑戦としてバラエティ番組の格好のイジりネタにされましたが、本人の決意は固く、2017年10月にニューヨークへ移住しました。
アメリカ生活において最大の関門となるのがビザの種類です。一般的にアメリカで就労し収入を得るためには厳格な滞在資格が求められます。綾部さんが取得したのは、芸術やエンターテインメント分野で顕著な実績を持つ人物に発給される「O-1ビザ(アーティストビザ)」です。このビザの取得および更新には、日本での輝かしい受賞歴やメディア実績、米国での具体的なスポンサーや活動計画の証明が必須となります。
ニューヨークで5年間を過ごした後、彼は活動の拠点をロサンゼルスへと移しました。エンターテインメント産業の中心地であるハリウッドを抱える西海岸への移住は、映画や映像制作の現場により近い環境に身を置くための必然的なステップでした。現地ではバイクやクラシックカーのカルチャーに深く親しみながら、現地のクリエイターや日本人コミュニティとのネットワークを拡大しています。ビザを合法的に更新し続けられている事実そのものが、彼が米国政府の基準を満たす正式なプロフェッショナルとして経済活動を行っている証左です。