Q1:エピネフリンとアドレナリンは全く別の物質ですか?
A1:同一の化学物質です。1900年代初頭の発見および命名の歴史的経緯(高峰譲吉によるアドレナリンの結晶化と、アメリカ側のエピネフリン命名)により2つの呼び名が存在します。現在、米国薬局方や国際一般名(INN)では「エピネフリン」、欧州や日常の一般医学用語では「アドレナリン」が広く用いられていますが、指している分子構造と生理作用は完全に同じです。
Q2:ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの3つの違いを一言で説明すると?
A2:生合成の順番に従い、ドーパミンは「やる気・快感を生み出す報酬物質」、ノルアドレナリンは「集中・警戒を促す脳の覚醒物質」、アドレナリンは「心臓や筋肉を動かす身体の戦闘ホルモン」と整理できます。
Q3:ノルアドレナリンを増やして集中力や記憶力を高める方法はありますか?
A3:原材料となるアミノ酸「チロシン」(大豆製品、チーズ、かつお節、ナッツ類などに豊富)を食事で摂取することに加え、「タイマーをセットして時間制限を設ける」「適度な締め切り効果を作る」といった適度な心理的負荷を与えることが効果的です。ただし、過度な負荷は疲弊を招くため、作業後の十分な休息とのメリハリが不可欠です。
Q4:怒りで我を忘れて叫んでしまうとき、体内で何が起きているのですか?
A4:脳内の扁桃体が脅威を検知し、青斑核からノルアドレナリンが急激に放出されて前頭前野の抑制機能を上回っている状態です。同時に副腎髄質からアドレナリンが放出され、血圧と心拍数が急上昇して筋肉が極度に緊張しています。深呼吸をして数秒間やり過ごすことで、前頭前野による理性の再起動が可能になります。