一方で、グローバルシーンにおいて「rose」の美学を再定義したのが、BLACKPINKのメインボーカルであるROSÉだ。グループでの圧倒的なカリスマ性から一転、彼女がソロアルバム『rosie』で披露したのは、極限まで剥ぎ取られた等身大の脆弱さだった。
K-POPの枠組みを心地よく裏切るアコースティックな響きと繊細な歌唱。完璧なスーパースターとしての重圧から解放され、一人の人間としての孤独や恋愛模様をありのままに綴った歌詞は、聴く者の心に静かな波紋を広げた。完璧に見える世界の裏側で流した涙が、そのまま名曲の血肉となっている。