プロ野球選手にとって、30代後半でのボディコントロールは至難の業だ。特に長年ショートという過酷なポジションを張り続けてきた代償は小さくない。しかし、今オフの坂本が取り組んだ肉体改造は徹底していた。過度な筋肥大を避け、体幹の柔軟性と関節の可動域を再構築。無駄な脂肪を削ぎ落としたシルエットは、全盛期を彷彿とさせる。
「とにかく打席でのキレを取り戻す」。関係者によれば、坂本はオフの間、最新のバイオメカニクスを取り入れたトレーニング施設に密かに通い詰めていたという。疲労残りを防ぐリカバリー法も一新。ハードな練習量をこなしつつも、身体の切れ味を維持する独自の調整ルーティンを確立した。コンディション調整の成功こそが、復活の絶対条件なのだ。