都市の喧騒から離れた深夜の部屋、スマートフォンから流れる少しかすれた高音ボーカル。今、東京・原宿のストリートからロサンゼルス、ソウルのカフェに至るまで、あらゆる場所でこの旋風が巻き起こっている。
近年のシティポップブームに続き、海外の音楽ファンが目をつけたのは日本独自のアニメソングが持つエモーショナルなコード進行だ。特に「エモい」という感情を直感的に共有できるメロディラインとして、この楽曲が見事に発掘された形となった。
TikTokやInstagram Reelsでは、オリジナルの倍速・スローダウン音源を用いたチルな動画投稿が爆発的に急増。単なる懐古趣味にとどまらず、Z世代やα世代にとって「まったく新しいフレッシュな音楽」としてリアルタイムに消費されている点が、今回の再ブーム最大の特徴と言える。