長年にわたり「沈黙は金」を貫いてきた宮内庁も、ただ手をこまねいているわけではない。近年、宮内庁は広報室の体制を大幅に強化し、公式Instagramアカウントを開設するなど、自ら正確な情報を発信する「能動的広報」へと舵を切った。これまで秘密の帳に覆われていた皇族方の日常や公務の裏側を高品質な写真や動画で公開する試みは、若い世代を中心に大きな反響を呼んでいる。
さらに、あまりに悪質な事実無根の報道やネット上の誹謗中傷に対しては、公式ウェブサイト上で迅速に反論や事実関係の修正を掲載する事例が増加した。宮内庁幹部は「誤った情報が一度広まると、それが歴史的記憶として定着してしまう危険がある。皇室の尊厳を守り、国民との信頼関係を維持するためには、時に毅然とした姿勢が必要だ」と語る。徳仁天皇や秋篠宮文仁親王をはじめとする皇族方の想いをいかに正確に伝えるか、組織全体の意識改革が進められている。