討伐隊を苦しめた白鯨は、約400年前に「暴食の魔女」ダフネによって生み出された三大魔獣の一角です。全長約50メートルにも及ぶ巨躯で空を泳ぎ、周囲に濃密な霧を撒き散らして災厄をもたらしてきました。
白鯨が持つ恐るべき特殊能力は、主に以下の2種類の霧と分裂能力です。
- 消滅の霧(存在の忘却):白鯨が吐き出す霧を浴びて命を落とした者は、肉体だけでなく「世界中の人々の記憶」から存在そのものが消滅します。残された者は、消えた家族や仲間の名前すら思い出せなくなるという極めて残酷な能力です。
- 精神汚染の霧:戦場に充満するマナを含んだ霧で、長時間の戦闘により兵士たちの正気を奪い、発狂や錯乱を引き起こします。
- 3体への分裂:生命の危機に瀕した白鯨が見せた真の切り札。本体から2体の分身体を切り離して頭上から波状攻撃を仕掛けてきます。分身体はマナを大量消費するため本体よりも耐久力が落ちますが、攻撃力はそのままという悪夢のような仕組みでした。