映画ファンの間で絶賛されるIMAXですが、すべての映画において万能の正解というわけではありません。観客の間で見落とされがちなデメリットや誤解を検証します。
誤解1:すべての映画で画面が縦いっぱいに広がるわけではない
IMAXシアターで上映される映画であっても、映画全編がIMAX専用カメラで撮影されている作品は限られています。通常のシネマスコープ規格で撮影された映画の場合、巨大なスクリーンの上下に黒帯が入り、アスペクト比の拡張恩恵を受けられないケースがあります。もちろん高精細なレーザー投影や音響の恩恵は得られますが、「画面全体に映像が広がる体験」を期待しすぎるとギャップを感じることがあります。
誤解2:会話劇や静かなヒューマンドラマでの費用対効果
派手なサラウンド効果や視覚エフェクトが存在しないミニシアター系作品や会話主体のヒューマンドラマでは、IMAXの真価である大音圧や超巨大スクリーンのメリットを体感しにくいのが実情です。作品のジャンルや演出意図を見極めず、一律に上位フォーマットを選択することはコストパフォーマンスの観点から推奨されません。