徹子自身の幼少期を描いた『窓ぎわのトットちゃん』は、単なるベストセラーにとどまらない、戦前・戦中の教育と家族の肖像を記録した不朽の自伝・人物伝である。小林宗作校長との出会いや、型破りな両親の愛情に包まれた日々は、今や世界数十カ国で翻訳され、人種や文化の壁を越えて読み継がれている。
近年では『映画 窓ぎわのトットちゃん』としてアニメーション化され、TELASAやNetflixをはじめとする国内外のストリーミング配信を通じて、世界中の新たな世代へと届いている。家庭の中で育まれた豊かな情緒が、映像美とともに世界中で再評価を受けている事実は、黒柳家の精神が国境を越えて共鳴している証左だ。