井上和彦さんの出演アニメ一覧を振り返ると、日本の名作アニメの歴史そのものと言えるほど豪華なキャラクターが並びます。中でもファンの間で不動の人気を誇る象徴的な役柄をピックアップします。
世界的な大ヒット作『NARUTO -ナルト-』のはたけカカシは、井上さんの代名詞とも呼べる存在です。普段の飄々とした脱力感と、仲間や教え子を守る際に見せる圧倒的な強さとシリアスさのギャップを、絶妙なニュアンスで見事に表現しました。
一方で、長期シリーズ『夏目友人帳』のニャンコ先生/斑では、愛嬌たっぷりのマスコット姿と、本来の姿である神々しく妖艶な大妖・斑の二面性を鮮やかに演じ分け、老若男女から絶大な支持を獲得しています。
さらに近年大きな話題を呼んだのが、『鬼滅の刃』に登場する始まりの呼吸の剣士・継国縁壱(つぎくに よりいち)です。神域の強さを持ちながらも哀愁と静けさを背負った縁壱の声として井上さんが登場した瞬間、SNSでは「説得力が凄すぎる」「これ以上のキャスティングはない」と絶賛の嵐が巻き起こりました。
このほかにも、『美味しんぼ』の山岡士郎、『サイボーグ009(1979年版)』の島村ジョー、『機動戦士Ζガンダム』のジェリド・メサ、『ジョジョの奇妙な冒険』のカーズなど、時代を象徴する数々の名キャラクターに魂を吹き込み続けています。