1990年代末、地方都市の小さなスタジオで演奏していた小中学生の5人が結成したガールズバンド、Whiteberry。彼女たちの圧倒的な才能と原石の輝きを見抜いたソニー・ミュージックレコーズからメジャーデビューを果たすと、その勢いは一気に加速した。荒削りながらも生命力に満ち溢れたサウンドは、大人たちが作り上げた整然とした音楽界に強烈なインパクトを与えた。
なかでも2000年8月にリリースされた3枚目のシングル『夏祭り』は、日本全国に猛烈な旋風を巻き起こす。オリコンチャートの上位を怒涛の勢いで駆け上がり、街中が彼女たちの鳴らすビートに酔いしれた。等身大の少女たちが鳴らす力強いバンドサウンドは、単なるブームの枠を完全に脱していた。