読書メーターやAmazonレビュー、SNS上の声を検証すると、『手紙』に対する反響は大きく二分しています。単なる「感動した」という感想にとどまらず、読者自身の倫理観をえぐるような葛藤が多数寄せられています。
読者から寄せられた生の声には、次のようなリアルな意見が目立ちます。
- 「自分が直貴の立場なら、もっと早く兄を捨てていたかもしれない。直貴は優しすぎた。」
- 「娘がいじめられた瞬間、直貴が絶縁を決断した場面は親として痛いほど共感できる。」
- 「もし自分の隣に殺人犯の家族が引っ越してきたら、自分も敬遠してしまうはず。平野社長の言葉を否定できない自分が悔しい。」
美談で終わらせず、読者自身の中にある「差別心や自衛本能」を容赦なく暴き出す点こそが、本作が名作と呼ばれる所以です。