情報ライブ『ミヤネ屋』における亀井正貴弁護士のポジションは、単なるゲスト解説者にとどまりません。番組内で速報される複雑な刑事事件、汚職事件、芸能人の不祥事、あるいは注目の刑事裁判において、視聴者が最も知りたい「なぜ逮捕されたのか」「量刑はどの程度になるのか」という疑問に即答するアンカーの役割を果たしています。
出演曜日に関しては、固定された曜日レギュラーという形式よりも、社会的な重大ニュースや司法の山場に連動した出演形態が中心です。特に週の半ばから後半にかけて注目の初公判や判決言い渡しが集中するため、事件の進展に合わせた柔軟なキャスティングでスタジオに登壇しています。
番組内で特に視聴者の耳目を集めるのが、司会の宮根誠司氏とのテンポの良いやり取りです。宮根氏が「一般庶民の素朴な感情や憤り」をあえて前面に出して問い詰めるのに対し、亀井弁護士は感情に引きずられることなく、「法律上はここが構成要件に該当しない」「検察はおそらく別件の証拠を押さえている」と、法治国家のルールと実務の現実を冷静に提示します。この絶妙なコントラストが、ワイドショー特有の過度な感情論への偏りを防ぐバランサーとして機能しています。