ディスプレイに走る線は、大きく分けて「縦に入る1本〜複数本の直線」「横に流れるチラつき」「画面全体に散らばるモザイク状のノイズ」の3パターンに分類できる。この症状の違いこそが、故障部位を指し示す第一の手がかりだ。
画面の角度を物理的にゆっくり動かした際、線の太さや本数が変化したり、一瞬消えたりするだろうか。もし変化するなら、ヒンジ内部を通る映像ケーブルの断線や半田クラックの可能性が極めて高い。逆に、角度を変えても微動だにせず、常に同じ位置に細い単色の直線が居座り続ける場合、画面パネル側の駆動ICチップが熱や衝撃で破損しているサインだ。
一方で、線が激しく点滅したり、幾何学的なブロックノイズ(アーティファクト)を伴ったりする場合は、映像を描画する心臓部が悲鳴を上げている。この切り分けを誤ると、直るはずのない部品を交換して余計な出費を重ねる羽目になる。以下のステップでさらに深掘りしていこう。